最後の挨拶

the last bow

精神の祝祭

2018年5月21日(月) 晴れ 「A to Z Cafe」の窓から眺める表参道は、六本木の高層ビルを遠景とした、意外と見晴らしのいいパノラマだ。そんな風景を横目に今日も「ミシェル 城館の人」の続きを読む。「第三部 精神の祝祭」。大団円まで残り数章を残すまでと…

サン・バルテルミーの大虐殺

2018年4月17日(火) 雨 骨董通りに雨が降る。月の半ばを過ぎたというのに、コートが必要なくらい寒い。傘をさして、Pastanticoへ。「ミシェル 城館の人」(堀田善衛)の続きを読む。第二部のタイトルは「自然 理性 運命」。 舞台は1572年8月のパリである。…

革命の年

2018年4月3日(火) 晴れ 骨董通りにあるIDOLのシャンデリアは優しく柔らかな光で空間を満たす。しかし、わたしが今いる十六世紀のフランスは相当に血腥く、昏い。他国(ブラバント公国)の画家ではあるが、ミシェル・ド・モンテーニュと同時代のヨーロッパ…

全世界理解のための原理

2018年3月30日(金) 晴れ 陽射しは眩しいが、まだ肌寒い陽気である。YPSYLONで遅い昼食をとりながら「ミシェル 城館の人」(堀田善衞)の続きを読む。 1551年、ギュイエンヌ学院を卒業したミシェルは、ギリシャ語とギリシャ哲学を学ぶためにパリに出た。カ…

火刑の時代

2018年3月28日(水) 晴れ 焼きたての肉料理を頭に思い浮かべながら骨董通り沿いのYPSILONへ行ったのだが、生憎休みだったので、少しだけ足を伸ばしてIDOLへ行った。幅広の階段を地下に降りていくと、広々とした空間がそこにある。配管剥き出しの天井、コン…

ミシェルとラテン語

2018年3月27日(火) 晴れ 骨董通りにあるPastanticoのカウンターで「ミシェル 城館の人」(堀田善衞)の続きを読む。窓の外の桜の花を美しいと思える自分がいる。 六歳になったミシェルはボルドーのギュイエンヌ学院に入学した。物心がつくかつかない頃から…

城館の思索者

2018年3月25日(日) 晴れ 「おわりに」によると、著者の保苅瑞穂は「モンテーニュの書斎」の下準備に数ヶ月をかけたという。「群像」の連載には一年半、単行本の出版まで入れると、この本の執筆には「足かけ三年かかわったことになる」。その間、「群像」編…